Editorial
おでかけ
子連れのおでかけ前に確認したい7つのこと|持ち物・移動・暑さ・事故防止を出発前にチェック
子どもとのおでかけは、出発前の少しの確認で安心感が変わります。持ち物、移動方法、暑さ対策、トイレ、迷子、事故防止まで、家庭で確認しておきたい7つのポイントを整理します。

子連れのおでかけ前に確認したい7つのこと
子どもとのおでかけは楽しい一方で、
「着いてから着替えを忘れたことに気づいた」
「トイレが見つからない」
「思ったより暑かった」
「子どもが急に走り出した」
ということもあります。
子どもの事故を完全になくすことはできませんが、こども家庭庁は、子どもの発達段階に応じて身の回りの環境を整えることで防げる事故があるとしています。事故防止ハンドブックでは、窒息・転落・交通・水まわり・やけどなど、0〜6歳で起こりやすい事故と予防策を整理しています。
おでかけも同じです。
現地で困ってから考えるのではなく、出発前に少しだけ確認しておく。
それだけでも、家族の負担を減らせることがあります。
1.行き先の「子ども向け設備」を確認する
最初に確認したいのは、施設そのものよりも、子どもと一緒に過ごすための設備です。
例えば、
• トイレ
• おむつ交換台
• 授乳スペース
• ベビーカー利用可否
• エレベーター
• 駐車場
• 休憩場所
• 飲食可能エリア
などです。
特に乳幼児との外出では、
「あると思っていた」
が一番困ります。
RaiFamからのポイント
施設公式サイトで確認できる場合は、
• トイレの場所
• ベビールーム
• バリアフリー情報
• 駐車場
• 営業時間
まで見ておくと安心です。
2.移動方法と「途中で休める場所」を考える
目的地だけでなく、そこまでどう行くかも重要です。
子どもは大人と同じペースでは移動できません。
• 歩く
• 自転車
• 車
• 電車
• バス
それぞれで確認する内容が変わります。
徒歩なら
• 日陰があるか
• 坂道が多くないか
• 交通量が多くないか
• ベビーカーで通れるか
車なら
• 駐車場
• チャイルドシート
• 渋滞
• 途中休憩
公共交通なら
• 乗換回数
• エレベーター位置
• 混雑時間
• 子どもが疲れたときの休憩場所
を確認します。
3.暑さ・寒さ・天気を確認する
屋外のおでかけでは、天気だけでなく体感環境も確認します。
特に夏場は、子どもは体温調節機能が未熟で、身体が小さいため周囲の暑さの影響を受けやすいと、政府も注意を呼びかけています。暑さ指数、こまめな休息、水分補給、通気性のよい服装や帽子、子どもの顔色・汗・反応の確認などが重要です。
夏場
• 水分
• 帽子
• タオル
• 日陰
• 休憩
• WBGT
雨の日
• 雨具
• 替え靴下
• タオル
• ベビーカー用レインカバー
冬場
• 防寒着
• 着脱しやすい服装
• 室内外の温度差
を確認します。
4.持ち物は「もしもの1回分」を意識する
子どもの荷物は増やそうと思えば際限なく増えます。
全部持つのではなく、
一度トラブルが起きても対応できる程度
を基準にすると整理しやすくなります。
乳幼児なら
• おむつ
• おしりふき
• 着替え
• ビニール袋
• 飲み物
• 必要な食事
• タオル
少し大きな子なら
• 飲み物
• ハンカチ
• 着替え
• 必要な薬
• 帽子
などです。
RaiFamからのポイント
「使うかもしれない物」を全部詰めるより、
• 現地で買える物
• 絶対必要な物
を分けると荷物を減らせます。
5.迷子への備えをしておく
人の多い施設、イベント、祭り、ショッピングモールでは、ほんの短時間でも子どもを見失う可能性があります。
小さな子どもに、
「迷子にならないで」
と伝えるだけでは十分ではありません。
事前に、
• はぐれたらその場から大きく動かない
• 店員や係員へ助けを求める
• 保護者の名前を言えるようにする
• 集合場所を決める
などを確認しておきます。
小さな子の場合
保護者の連絡先を書いたカードを、
• バッグ
• ポケット
• 名札ケース
などへ入れておく方法もあります。
ただし、外から個人情報が丸見えにならないよう注意します。
6.「事故が起きやすい場所」を先に想像する
子どもの事故防止では、見守りだけに頼らず、事故が起きにくい環境をつくることが重要です。消費者庁も、子どもから一瞬たりとも目を離さないことには限界があり、見守りと環境づくりを組み合わせるよう案内しています。
おでかけ先でも同じです。
特に注意したいのは、
• 階段
• エスカレーター
• 高い場所
• 水辺
• 車の出入り
• 駐車場
• 遊具
• ベランダ
• 窓
• 人混み
です。
目的地に着いたら
まず、
「この場所で子どもが走り出したら、どこが危ないか」
を一度見ておくと、注意すべき場所が分かりやすくなります。
7.予定を詰め込みすぎない
最後は持ち物ではなく、予定そのものです。
子どもとのおでかけでは、
• 移動に時間がかかる
• 食事が遅れる
• トイレへ行きたくなる
• 眠くなる
• 急に機嫌が悪くなる
• 体調が変わる
ことがあります。
そのため、
午前:施設A
昼:施設B
午後:施設C
のように詰め込みすぎると、家族全員が疲れてしまうことがあります。
RaiFamからのポイント
「できれば行きたい場所」と、
「今日はここだけ行ければ十分」
を分けておくと楽です。
子どもの年齢によって見るポイントは変わる
乳幼児
• 授乳
• おむつ
• 昼寝
• ベビーカー
• 抱っこ
• 誤飲
• 転落
などを重視。
未就学児
• 迷子
• 飛び出し
• 遊具
• 水辺
• トイレ
など。
小学生以上
• 自転車
• 集合場所
• 連絡方法
• 交通ルール
• 自分で行動する範囲
などが増えます。
「子どもだから同じ」ではなく、今の成長段階で何が起こりやすいかを考えることが重要です。
おでかけ先の安全情報も見る
施設や自治体が、
• 利用制限
• 工事
• 休止
• 悪天候による閉鎖
• イベント中止
• 駐車場制限
などを出している場合があります。
出発直前に公式情報を確認すると、
「行ったら休館だった」
「屋外エリアが閉鎖されていた」
という事態を減らせます。
「体調が悪そう」なら予定変更も選択肢
子どもが、
• 発熱
• 咳
• 下痢
• 嘔吐
• 元気がない
• 食欲がない
• 眠れていない
などの場合は、無理に予定どおり出かけないことも大切です。
体調は出発前だけでなく、外出中にも変わります。
途中で帰る
という選択肢も最初から持っておくと安心です。
RaiFamからのおでかけ前チェック
行き先
• 営業時間を確認
• 休館情報を確認
• トイレを確認
• 駐車場を確認
• 子ども向け設備を確認
天気
• 天気予報
• 気温
• WBGT
• 雨
• 強風
持ち物
• 飲み物
• 着替え
• タオル
• 必要な薬
• 子ども固有の用品
安全
• 迷子対策
• 水辺
• 階段
• 駐車場
• 遊具
• 交通
予定
• 休憩時間
• 食事時間
• 昼寝
• 帰宅目安
「楽しく帰ってくる」までがおでかけ
おでかけでは、
「どこへ行くか」
に注目しがちです。
でも家族にとって大切なのは、
安全に行って、楽しく過ごして、安全に帰ってくること
です。
事前に少し確認しておけば、現地で慌てる場面を減らせます。
全部を完璧に準備する必要はありません。
まずは、
「今日の行き先で一番困りそうなのは何だろう?」
と考えるところから始めてみましょう。
参考・出典
• こども家庭庁「こどもを事故から守る!事故防止ポータルサイト」 日本の CFA
• こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブックについて」 日本の CFA
• 政府広報オンライン「こどもの熱中症対策について」 政府のオンライン
• 消費者庁「子どもの転落事故に注意」 キャリア支援機構
• 消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください」 キャリア支援機構
• 消費者庁「子どもを事故から守る/事故にあってしまった場合の対処法」 キャリア支援機構
